« 2005年01月 | メイン | 2005年03月 »
2005年02月28日
ビジネス
アメリカのバーでいつも思うことは、商売が上手いなぁということである。サンフランシスコには3つのゲイエリアがある、カストロは世界的にも有名、ポークストリートは古くからのエリア、そしてSOMAと呼ばれる地域が振興地域だ。全て合わせると30くらいだが、カストロだけで20件を超える。殆どの店の定員は100名を超える。日本と同じように客層のカテゴライズがハッキリしていて、若専、老専、レズビアン、等バーの他にベア・バー、レザー・バー、アジア人専バー、黒人専バーなど日本には無いジャンルもある。
(サンフランシスコ Lonestar saloon のバーテンダー)
(同店の「パティオ」加州ではバーでも屋内では禁煙のためタバコその他を吸うためには屋外に出る必要がある、レザーバーではパティオは必須である)
営業形態は、たぶん全ての店でキャシュオンデリバリーであろう。バドワイザー小瓶1本3.5ドルが相場である。もちろん、通常これにチップが加わる。
よっぽど暇でない限り、バーテンは無駄に客と話をしない。マクドナルドのカウンターの如く、客から注文を受け、ビールの栓を開けまたは、カクテルをつくって客に渡し、金を貰いレジスターへ打ち込み、釣りを渡す。この繰り返しである。客のとぎれたところを見計らって、カウンターの外の開いた瓶やグラスを片づける。本当によく働くと思う。特に週末は、休む暇のない程の「肉体労働」である。また、彼らの収入の大きな柱は「チップ」であるが、週末は多分チップだけでもひとりのバーテンが100ドルを超えるであろう。アメリカのバーは「安い」と思っていたが、よく考えてみると、物価水準から考えると、そんなに安いものではないと感じる。確かにビールは1本3.5ドルだが、そこにチップが1ドル、それを3回繰り返せば13.5ドル動くことになる。身近な価格で言うと、市内の地下鉄・バスは何処まで行っても1.25ドルである。今回旅行でスナックとして買ったカップヌードル6個パックが2ドルである。
イベントの週末には数百人単位で客が来る。そして一人10ドルくらいの金を落とす。まぁ、これは私の一番お気に入りのバーでの話ではあるが。
最近、SOMAエリアで老舗といわれていたレザーバーが閉店した。一昔は、ハッテ_ン目的で、バーのバックルームで乱交に近いものが行われていた。HIVが蔓延した90年代、市の保険当局からクレームが付き、バックルームが閉鎖され、その後固定客の層を掴めず閉店に追いやられた。マイプレースというバーである。
アメリカのバーの凄いところは、午前中、早ければ朝の8時から開いていること、法令で午前2時にバーを閉めなければならないこと、もし、21歳未満の未成年が店内に居るところを当局に見つかると、バーの営業免許を剥奪されるので、五月蠅いほど年齢チェックをすること、「ゲイバー」とは言え、「男性のみ入店可」などとすると「性差別」と訴えられるので、レザーバーなど場違いと思われる場所でも、好奇心に満ちた、ストレートの女性が居ることである。私は、マイプレースでとある行為をしている最中に女性を発見して萎えたことがある。
バーに限らず、サンフランシスコは、ゲイのビジネスが大変盛んである。バーやレストランはもちろん、地元で無料で配布されているゲイ新聞の広告には、不動産、法律家、会計士、保険代理店、旅行代理店、自動車整備、キリスト教会、クリニック、ジム、果ては葬儀社まで「ゲイフレンドリー」な会社が載っている。
確かに、Gay own and operate は数少ないが、ゲイをビジネスマーケットとするのは、商売上賢い選択であると思う。
投稿者 tokyobear : 01:23 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月24日
Bear Contest
サンフランシスコで行われたIBR/International Bear Rendezvous の話題を引き続き書いていく。 今日の話題は「コンテスト」である。私はこのコンテストを知る前は、日本で行われている美人コンテスト、いわゆるミスコンを想像していた。当日会場で、美貌やセクシーさを審査員や観衆の前で披露して、単純に外見だけで決めるものだけだと考えていた。実際は大きく違ったのである。
まず、IBRのコンテストは、アメリカ、カナダでのベアコミュニティの最大のコンテストであり、各地のベアクラブでも同様なコンテストがあり、そこでの入賞者が全国大会の意味を含めて参加してくる。審査員も公募で選ばれる。
まず、出場者には色々な面で課題が課される。昨日書いたように、4日間にわたるイベントの間、出来る限り、色々な場面に顔を出し、名前と顔を覚えてもらう努力をする。パーティでは寄付を集めなければならない。今回は、事前に小さな熊のぬいぐるみを渡され、それを自分なりに飾り付け、その理由をコンテストの場で発表しなければならない。
コンテストは、途中の休みとエンターテイメントを含めて3時間である。昨年の入賞者達の紹介が行われ、彼らがこの1年間どのように過ごしたか、報告された。入賞者達は、全米各地で行われるベアイベントに自費で参加して、親睦を図ることとなる。昨年の最上位の入賞者は、数十のイベントに参加し、4万マイル以上の旅行をしたとのことである。
出場者全員の紹介が行われ、そのあと個別審査となる。ここで、その出場者がベアコミュニティの中でどのように活動してきたか、細かく紹介される。学歴、職業、年齢などは一切問われない。ここで、司会者から、軽い質問がなされ、それをどのように答えるかによって、観衆の反応が変わる。反応が良いものだと、点数が上がる。 次ぎに「コンテストスピーチ」である。これは出場者の内面を覗う重要な部分である。印象の深かったスピーチは、観衆がスタンディングオベーションで応えていた。
休憩後「Bear Wear」でのスピーチである。ベアコミュニティとレザーコミュニティは比較的近いものがあるので、レザーを中心にした裸でのスピーチである。ここでも、彼らが、どのようにしてベアコミュニティに参加し、これからどのようにこのコミュニティを発展させるかを、真面目に、ときにはジョークを交えて話していた。
全員のスピーチが終了した後に、審査が始まる。配点は明記されていて、100点満点で、チャリティの貢献度が10点、事前の審査員によるインタビューにおいて、個人のパーソナリティが25点、コミュニケーション・スキルが25点と配点が高い。
そして、コンテスト会場での人物紹介や熊らしさの点数が20点、スピーチやそれによっての観衆の反応で20点となる。
入賞は最高得点を得た人がInternational Mr.Bear となり、さらに3つのカテゴリーに別けられ、それぞれの中の最高得点者が、Mr.International Daddy Bear, Mr. International Grizly Bear, Mr.International Cubとなる。
発表の演出も見事で、私は友人が入賞したこともあって涙ぐんでしまった。
発表後、新旧のそれぞれの入賞者が壇上に上がり、入賞の喜びを分かち合っていた。その後、写真撮影が行われ、所属クラブ員や友人達とのハグが延々と続いた。
私は、二人の友人がこのコンテストに参加し、一人が入賞、一人が選外となってしまった。ふたりとも、ニューヨークのメトロベア(MBNY)の会員である。選外になった友人は、周到に用意して、万全の体制で臨んだはずだったが、やはり、同じカテゴリーの中での他者のスピーチが勝っていたことが、敗因だと感じた。選外になった友人のパートナーも知っている人だったので、彼らが、ここ数ヶ月準備していたことを思うと、かける声を無くしてしまい、ただ、ハグをしただけであった。同じMBNYのメンバーが入賞したので喜ばしい筈なのに、やはり、声はでなかった。
多分普通の日本人は「たかがコンテスト」と考えるともうが、大変真面目に運営されていて、入賞することはコミュニティの中で大変な価値を持つこととなる。
投稿者 tokyobear : 19:23 | コメント (0) | トラックバック
NYC AIDS 続報
今月初め、ニューヨークで感染から発病まで数ヶ月というAIDS患者の話題が日本でも取り上げられたが、その続報である。 2月17日付けサンフランシスコのゲイ新聞「Bay Area Reporter」からの引用である。
投稿者 tokyobear : 16:46 | コメント (0) | トラックバック
イベントと寄付金
時差ボケで体内時計が狂い、こんな時間に書いている。 今回加州へ行ったのは、前に記した「インターナショナル・ベア・ランデブー」という催しに参加するためであった。この催しは主催は、NPOの「ベアーズ・オブ・サンフランシスコ」という団体が行っていて、当然ながら商業ベースではなく、チャリティ目的のイベントである。
営利を目的としていなくとも、企業からはパートナーシップ、スポンサーを得ている。 ホストホテルとして「ラマダプラザホテル」をほぼ貸し切り、そこに数百人の参加者を宿泊させる、今年で11年目を迎えるが、ホストホテルとの関係は良好である。参加者には宿泊費を特別に割り引いている。ホテル側としても、2月はオフシーズンであり、本来ならば旅行者が少ない時期ではあるが、木曜日から月曜日まで、ほぼ全館を満室に出来るので大きな収入源ともなる。同じ理由で、地元のバー、ハッテン_バ、がパートナーとなっている。共存共栄とでも言おうか、多分、この期間のこれらの商業施設で得られた利益の一部は主催者へ還元されるだろう。そのほか、スポンサーとして、地元企業、バー、ゲイビデオ制作会社、レザーショップ、ゲイ雑誌社、バドワイザー社などからもスポンサーとして、寄付を受けている。また、登録参加者全員に配布される、この催しのガイドを兼ねているブックレットにも広告が入り50弱の企業、団体が掲載料を払って載せている。また、このブックレットを含むパッケージには、ゲイディスコ、ビデオなどの広告も入っており、これも有る程度の金銭を主催者に払っている。
また、ベアをターゲットとしている、企業、例えばビデオ会社、ゲイフェティシュな衣装を製造・販売する会社、アクセサリー、キャップやTシャツ、今年はリラックス・マッサージもあった。ホストホテルのバンケットルームを利用した「展示・販売会」である。これらの会社からも当然、会場費を頂く。この販売会は、行事に参加登録していない人たちへも入場できるようにレイアウトされている。
(チャリティを集めるためにパーティでチケットを売るコンテスト参加者)
参加者レベルにおいては、金曜日、土曜日に行われたパーティで、懸賞付きのRaffle Tiketを買う。 ナンバー付きのキップのようなもので、5ドルとか10ドルで金額に応じた枚数、10枚か20枚かを受け取る。 後に抽選で、Tシャツ、キャップ、ビデオなどが当たる。この販売は、この催しのメインイベント「ベア・コンテスト」のコンテスト参加者に課せられる。そして、その売った金額は、コンテストの審査基準に影響する。2日間で、彼らは4000ドル(約42万円)の売り上げがあったと、後に報告があった。 もともと、このイベントの個人の参加費にも、若干のチャリティが含まれている。
この催しは、延べ200名を越す無償ボランティアのみで運営されている。 その活動は多岐にわたるが、およそ2時間のシフトで、無理の無いように、ボランティアも、この催しを楽しめるように考慮されている。
このようにして集められた寄付金は必要経費を差し引いた分は全てボランティア団体に寄付される。 今年はChildren of Lesbian and Gays Everywhere, Center for LGBT Art and Cultureなどに寄付される。昨年集めた寄付金は、3つの団体にそれぞれ1万ドル(約105万円)ずつ合計3万ドルが渡された。
主催団体「ベアーズ・オブ・サンフランシスコは」は、州政府からNPOの認可を得ている。その主な目的は「Found Riseing」なのである。 もし認可を受けず、金銭が移動すると、そこには「税金」が科せられることとなり、脱税には厳しい罰則がある。よって、全米各地にあるベアクラブは、日本よりはマシではあるが、NPO法人格を取得しているのである。
私は、いつもこの点が羨ましく思うのである。アメリカ人の気質といってしまえば、それで終わりであるが、自分たちが楽しんで、それに相当する対価を間接、直接問わず、自らの判断で支払い、それが、GLTBQの「コミュニティ」に還元されるのである。 日本ではどうであろうか。まずどうやって、寄付を集める方法がわからないであろう、集めたら、その寄付金をどこへ寄付出来るであろうか。
投稿者 tokyobear : 06:18 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月23日
GLTB&Challeng_ed person
今日午後、サンフランシスコから帰国した。あっという間の一週間ではあったが、貴重な体験をいくつかした。 出発する前日に新宿aktaでちょっとした催しがあり、その終了後P氏とI氏とで、とあるバーで話した。その中でゲイと障害者の関わり合いについての話題が出た。
ゲイのコミュニティの中では、聴覚に障害を持つ方は比較的多くおられる。また、聴覚障害者同士のつながりやサークルなど比較的活発に活動されているように思う。 P氏は、そのほかの視覚や四肢に障害を持つ方をゲイの世界で見たことが無いと言っていた。そのバーのマスターも、数十年のゲイ歴が有る方だが、視覚障害の方はあったことがないという。
後天的に、特にゲイの世界を知って障害を持つようになったら、自分の障害を気にして、ゲイの世界に出たいけれども「外見」重視のゲイの世界なので、気後れして出てこられなくなってくるのであろうか。障害を持ったことで、ゲイがゲイでなくなることは無いと思う。
今回、サンフランシスコで、貴重な体験をした。サンフランシスコで一番大きなハッテン_場で、車椅子の方を見かけたのである。アメリカは公共施設ではもちろん、レストラン、ホテル、バスや地下鉄などおおよそ全ての施設が車椅子対応となっている。
アメリカで数え切れないほどハッテン_場へ行ったが、車椅子の方を見たのは初めての体験であった。 そのハッテン_場は、残念ながら車椅子対応とはなっていないが、動ける範囲で、彼は行動していた。
また、昼間ゲイイベントの会場で、視覚障害の方も見かけた。 健常者の方に付き添われて会場を廻られていた。 また、ここでもハッテン_場とは違う車椅子の方もいた。
今回は参加登録した人が800人程度ではあるが、主なイベントでは、必ず手話通訳が付く。コンテストは約4時間だが、二人の手話通訳者が交代で全ての内容を通訳していた。
投稿者 tokyobear : 21:27 | コメント (1) | トラックバック
2005年02月15日
耐性株
2月12日付けの読売オンラインで、耐性株か変異株を思わせるHIVがニューヨークで出現したと報道された。主な内容は「ニューヨーク市の保健当局は11日、複数の薬を服用する多剤併用療法が効かないうえ、感染から発症までの潜伏期間が極めて短いとみられるエイズの患者を確認したと発表した。」 この件に関しては、今後も注意していかなければならないであろう。
日本の医療現場では、他国に比べて「異常」に抗生剤の処方が多いと聞く。家庭医に「風邪」で受診すると、必ずと言っていいくらいに抗生剤を処方される。数週間前のNHKテレビ「ためしてガッテン」でも取り上げられていたが、単なる風邪では抗生剤が不要であるし、インフルエンザでは抗生剤が効かない。風邪から肺炎へ移行することの懸念から「予防的」に抗生剤を処方するという。
私は医学的に全くの素人である。それを承知で書くと、目先の得だけを目的に処方された抗生剤が、どれだけ耐性株を作るのか、処方する医師達は認識しているのであろうか。 MRSAを例に出すまでもなく、耐性菌は人間にとって驚異だ。それを必死になって治療するも医師ならば、作っているのも日本の医師達とはいえないだろうか。これから先は、私の勝手な想像ではあるが、日本人の医師と患者の関係は、数十年間までは、完全に主従の関係であった。医者から渡されるクスリは多いほど患者から喜ばれた。日本は、皆健康保険制度であるので、個人負担はクスリの量が増えようとも、さほど変わらない。両方の思惑が一致して、不要な薬剤の処方となるのではないか。今は改善されたと聞くが、保険で支払われる薬価と実勢薬価がかけ離れていて、その差益が病院の重要な収入源であった時期があった。クスリを出せば出すほど儲かる仕組みである。
医療が医・薬分離となって、患者側としての利点は何であろうかと考える。表向きは「自分のかかりつけ薬局」を持つことによって、複数の病院を掛け持ちで受診しているとき、重複薬剤のチェックなど、トータルなクスリのケアが出来るといっている。しかしながらどれだけの人が「かかりつけ薬局」を持っているのであろうか。私感だが、ほとんどの患者は、外来の場合、その医療機関の近所にある「門前薬局」で、クスリを購入しているのではないだろうか。私もそうである。理由は簡単で、「門前薬局」は、その近所の医療機関の処方のクセを知っているので、薬剤が揃っていると言うことである。例えばゾロと呼ばれるジェネリック薬剤を処方されたとすると、「門前薬局」には在庫があり、その他の薬局ではその元になった薬しか無い場合がある。その場合、多くの薬局は「取り寄せ」となる。 急性疾患で、一刻も早く薬剤が欲しいときこのようになると、とてもツライ。 今の医療保険制度は精査していないのだが、院外処方により、医療機関側には処方箋料、薬局側には管理料が加算されると聞いた。「門前薬局」から医療機関へのキックバックは、有るか無いかはわからないが、何らかの形で「ある」と考えたほうが自然であろう。
いままでの、院内処方で病院からクスリを買っていた時代と何が違うのだろう、と考えることがある。対外的には「医薬分離しています」と言えるが、現実的には、いままで院内であった「薬局」が、病院を出て数十歩の「薬局」になって、支払いが別々になっただけではないか。アメリカではすでに実現しているが、「マツモトキヨシ」のような大型ドラッグストアで、全ての処方箋を受け付け、かつ殆どの薬剤の在庫がある。場所も、営業時間も便利である。
インフルエンザが流行りそうな気配である。数年前に日本で発売された「タミフル」はインフルエンザの特効薬である。2年前は在庫が底をつき、使いたいのに使えない事態が発生した。余談だが、このクスリは1錠363円もする。インフルエンザは辛い、高熱が出て全身が痛くなる。それを緩和、治療をするのが医師の役目である。幼児や高齢者ではそれが元で重篤になり、死に至る場合ありえる。このようなとき、このクスリを使うのは、至極当然だ。しかしながら老若男女、誰でも検査キットでインフルエンザのウイルスの感染がわかったら即時に「タミフル」なのであろうか。その患者の全身状態を見て、休養、解熱などの対症療法で経過を見ることは、許されないのか。日本医師会の公式の文書で、「-早期に診断を行い、抗インフルエンザウイルス薬の投与を行うことが有効であるが、本剤は、医師が特に必要と判断した場合にのみ投与することとし、たとえば以下の場合に投与を考慮することが望ましい。-インフルエンザウイルス感染症に罹患した場合に、症状も重く死亡率が高いと考えられる者(高齢者、免疫不全状態の患者等)等」 と規定しているが、本当に守られているのか甚だ疑わしい。インフルエンザの耐性株も見つかっている。案の定、抗生剤と同じ轍を日本の医師達は繰り返している。
投稿者 tokyobear : 12:25 | コメント (2) | トラックバック
2005年02月14日
激安バス 東京・大阪3500円
今回も乗り物の話である。 私のパートナーは神戸在住なので、大阪、東京間を行ったり来たりしている。時間が無いときは飛行機を利用することが圧倒的に多いが、多少時間があるときは、費用節約の意味を含めて色々な方法で、移動している。
去年は、定番のJRの「青春18キップ」を何回か往復した。使用期間があるものの、2往復半で11500円は、とてつもなく安い。しかし、東京・大阪9時間、途中、熱海、静岡、浜松、大垣でそれぞれ乗り換えがある。夜行快速「ながら」もあるが、上りでは、時間の関係で、「18キップ」を二枚消化する。どうせ、消化するなら使わなければ損、とばかり、午前中に大阪を出て、岡山、徳島で遅い昼食、岡山、神戸途中下車して、そのまま大垣から夜行快速で帰ってきたが、さすがに疲れた。
来月も大阪に行く予定であるが、今回は「JR高速バス」を利用することとした。この高速バスは、以前は夜行の「ドリーム号」だけであったが、3年前発想の転換から登場した昼行便「昼特急」は利用者に受け入れられて、現在毎日10往復している。
不思議なことに、夜行の「ドリーム号」と昼行の「昼特急」は運賃が異なるのである。夜行の方が片道8610円往復15190円、昼行は片道6000円、往復で10000円である。昼の方が3割も安いことになる。
私は、JRバスの「定期路線バス」を利用するが、今は、「会員制バス」の花盛りである。街中の金券ショップでも目玉となっている。 私が調べた東京・大阪間の最安値はビジネストラベル社が主催する「ビジネスライナー」で片道3500円である。そのほか、阪南交通社が主催しているものは、バスの種類が選べて、4列のトイレ無しの普通の観光バスを使う「スタンダード」から、トイレ付き、ゆったりシート、3列シートなどバリエーションがあり、それぞれ値段が違う。
これらの「会員制バス」は毎日催行されていてあたかも「定期便」のようであるが、比較的中小の旅行会社が、規制緩和で雨後の竹の子のように出来た観光バス会社で、余り気味になったバスを持つ会社に丸投げして、運行されている場合がほとんである。まぁ、ネットや電話で直接主催会社に申し込みをすれば、「主催旅行の締結」となるが、怪しいのは、金券ショップでの扱いである。もし、金券ショップで予約を受け付け、旅行代金の収受をすれば、そこで、「主催旅行の締結」がそこで行われることとなり、実際の主催会社の代理店となりうる。そうなると、旅行業法の免許が必要となる。当然金券ショップではこれらの免許は(たぶん)取得していないだろうから、これらの申し込みを受け付けると「優待券」という名の商品を客に渡すことになるという。実質はこれが乗車券となるのだが、「契約」という部分では非常に微妙なところである。 実際に事故などで死傷した場合の保証など、不安な部分もある。 「ツアー」扱いなので、主催した会社が潰れれば、払った金が戻ってくる可能性も低い。 また、突然の運行キャンセルもあり得る。
現実的に見れば、前述のビジネストラベル社のバーゲンで東京、仙台間片道500円往復で1000円の便を見つけた。契約だどうのこうのは考えずに、用事もないのに仙台へ行きそうになった。
投稿者 tokyobear : 16:43 | コメント (2) | トラックバック
2005年02月11日
International Bear Rendezvous
私の所属しているカテゴリーの中で、世界最大級の催しが来週サンフランシスコで開かれる。 主催はBears of San Franciscoである。 規模は、正式に登録して参加する人が1000人弱で、登録をしなくて、少しだけ参加する人を入れると、2000名を超える人が集まる。
今回で11回目ですが、何より凄いのは、一つの中規模なホテル「ラマダ」をほぼ貸し切り状態で行うこと。地元以外の参加者はほぼこの「ホストホテル」に宿泊する。また、期間中の主なイベントはそのホテルの「ボールルーム」で行う。
メインのイベントは「コンペディション」で、今年の「インターナショナル・ミスター・ベア」が選出される。 そのほか、非公式な集まりやオフ会が期間中あちこちで行われる。
日本では、いつになったらこのような催し物が行えるようになるのだろうか。
IBR Schedules
Thursday, February 17, 2005
BOSF Member Meeting & Early Registration
Welcome Party at the Lone Star and Eagle (Live Rock at Eagle)
Friday, February 18, 2005
Castro Walking Tour .
Alcatraz & Fisherman's Wharf Tour .
Teddy Bear Factory Tour .
San Francisco City Hall Tour .
Registration Opens
Bear Cub (Cachorro) - the Movie
South of Market Pub Crawl
Contestant Introduction
Saturday, February 19, 2005
Teddy Bear Factory Tour .
Asian Art Museum Tour .
San Francisco Guided Bus Tour .
Club Day
Squares for Bears
Thirsty Bear Party
Beer Bust at the Eagle
Dinner with the Kinsey Sicks (No Longer with Contest) .v
Castro Pub Crawl
Sunday, February 20, 2005
Dim Sum Gobble .
Play Party .
International Bear Competition (NOW Cocktail Style) v
Monday, February 21, 2005
Continental Breakfast
Auction
Farewell Party
All Weekend
Bears Invade the Castro, Hospitality Suite, IBR Store, Vendor Maul, Internet Cafe, Affinity Groups including PAWS for Words, Screening Room, Partner Event Dances, Fur, Frolic, Friendship, Fundraising, and Fun!!!
投稿者 tokyobear : 14:06 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月09日
ライブドアと私が愛用しているメーラーの関係
ライブドアがニッポン放送の株を大量に買って、筆頭株主になったそうな。資本主義の日本で、ある意味でごく自然な経済活動を大きく報道するのは、ライブドアだからであろう。マスコミは堀江社長が突飛なことを行うことを望んでいる。
まぁ、それはそれとして、今日はメーラーの話である。
私は、PC遍歴は簡単に書くと、MZ80-PC88-PC98-MAC-WINときている。このMACのころからインターネットが出てきた。 当時、メーラーは「EUDORA」が唯一まともなインターネットメーラーであった。そして何よりフリーウエアであった。 以来ずっと、ウインドウズ環境になっても、MAC-WINの引継ぎが簡単であったEUDORAを使い続けている。途中、フリーウエアと「PRO」という製品版が追加された。
このEUDORAというメールソフト、開発はなんとQualcomm社である。現在はCDMA関連、携帯電話関連で活発に活動している会社である。今日の日経のニュースでも「クアルコムの携帯向け放送技術、日本での営業活動を開始」とある。約10年前は、ほとんど無名な会社であった。それが、何年間で急成長した。もちろん現在でもEUDORAは成長を続けている。
私の知る限り日本のEUDORAの日本での販売、サポートは当初、クニリサーチ社が行っていた、2002年からオンザエッジ社(後にエッジ社)に移った。なぜ、クニリサーチから突然変わったかは、全く謎である。このエッジ社、実はあのほりえもんこと堀江貴文社長の起こした会社だったのだ。そして、傾きかけたライブドア社を吸収すると同時に、エッジの名を捨て、知名度があった、「ライブドア」を社名に使い現在に至っている。
EUDORAのサポートがクニからエッジに変わったときは、驚いた。 訳のわからない新興企業に販売、サポートを任せて大丈夫かなと思っていた。それが、去年の球団買収話からある意味で「有名」企業になってしまった。
Qualcomm社が10年であのように変わった、果たしてライブドア社が10年で、どれだけ変われるか、とても興味がある。
投稿者 tokyobear : 01:06 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月07日
恐い面々とコミュニティ
どんな内容にも「コミュニティ」だな、と怒られるかもしれない。
基本的にこのブログは、あまり推敲しない。思いついたまま書き綴っているので、内容に一貫性が無く、論理に飛躍や誤解が多々あることをご理解願いたい。
今回も「コミュニティ」とタイトルをつけたのは、狭い意味での我々のコミュニティのちょっとした問題があるからだ。
私の活動している主な場所は、「ベア・コミュニティ」である。 これは、多分、ゲイという中のセクシャルマイノリティの中で、更にマイノリティとなっている。 「ベア」とは、日本でも同じく、「熊のような男」を想像して頂きたい。 単純にいえば、体躯が大きく、髭や体毛の濃い男となるであろう。 北米においてのベアコミュニティの発祥は、1990年代はじめに、今までの「BIG,FAT」と違うカテゴリーとして、メジャーな都市に「ベアクラブ」が出来たことに遡る。そのころ、北米をあちこちと旅行していた私は、カナダのトロントで、地元ベアクラブ、Bear Buddies Toronto の集会を垣間見ることがあった。ある意味とても、ショッキングではあったが、自分のセクシャルオリエンテーションにピッタリと合致した空間はとても居心地が良さそうに感じた。そのとき付き合っていたH氏に背中を押されるように結成したのが、BCJであり、以来、仕事の傍ら、地道に活動している。
現在BCJの登録会員数は450名ほどあるが、殆ど、結成当時から1,2年の間のもので、現在コンタクトを持っているのは60名前後である。 よく、アメリカのベアクラブの集会に出席して、この手の話題をするのだが、どのクラブも、ほぼ、同じような状態になっている。 サンフランシスコのBears of San FranciscoはBCJと同じ歴史を持ち、登録会員数も過去の数は同じ、実働メンバーは100名位という。 会員数が減った原因は、インターネットの普及ということがまず上げられる。 10年前はまだメール程度であったが、年々利用者が増えて、ネットの上で、同志を知り合えるようななったからであろう。
アメリカでは、ベアコミュニティは、実際に「ベアクラブ」に入会する人は減っても、元気なコミュニティである。 今月半ばにサンフランシスコである、ベアイベント、IBR/International Bear Rendezvousは、北米を中心に数千人規模で行われる。レザーのコミュニティとも、関係が深い場合が多い。 北米各地のベアクラブの溜まり場的バー(ホームバー)は、ほぼ100%レザーバーである。レザーのコミュニティも、歴史があり、裾野は広いのであるのだが、あまり、明るいことを好まない方向と、SMやドラッグのイメージがあるので、ベアコミュニティほど元気が見えないのである。 毎年5月にはIML(International Mister Leather)という催しが、シカゴで行われるが、「明るく、楽しい」というよりも「淫靡」に近いものを感じる。IMLも千人単位で行われている。
日本においては、ゲイと髭男が、ストレートの方々には結びつかないようなので、我々のようなクラブが「団体」行動すると、威嚇団体に見えるらしい。恐い集団と思われる。なにしろ、参加者の9割まで髭があり、多くの会員は体重が標準体重をかなりオーバーしている人たちである。最盛期には、200名近くの人が集まったことがあった。そのとき会場から一斉に外に出た状態は、やはり、一般の方々は「恐く」思うらしい。新宿のホテルで25人ほどでランチをしたときも、係から「どのような団体ですか」と尋ねられた。
スペースの問題も、ついつい簡単な方を利用してしまうのではあるのは、このような質問を受けたときの答えが、面倒だからといこともある。「髭の同好会です」で通るとは思うが、公的スペースで問われたら、やはり出来る限り、本当のことを言って使いたい。逆に言わなければ、変な宗教と、思われるかもしれない(笑)。
ねこたまさんのブログで、このことを取り上げて頂いた。集まるスペースの問題はこんなことも関係してくる。
投稿者 tokyobear : 18:16 | コメント (0) | トラックバック
MT3.151
ブログのコメントのスパムが、とうとうこのブログあてに届くようになった。 ムーバヴルタイプの開発元もそれを認識して、脆弱性を補った新しいバージョンを1月末にリリースしたMT3.122である。 それから数日後1月最終日に3.15-jaをリリースされた。そしてその1週間後、今日午後、 「 * ダイナミック・パブリッシングのコメントのソート順に誤りがあった問題を解決した* 一部のテンプレートで日本語化ができていなかった点を修正した」 という2点を改善した3.151を今日午後リリースされた。
こまめに修正しているなと思う反面、少々面倒くさいことも確かである。
投稿者 tokyobear : 15:48 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月06日
続・コミュニティセンター
GaysiteCafeのねこたまさんからトラックバックを頂いた。 ゲイ関連団体の集まるスペースと題されて、公共スペース、貸し会議室やカラオケボックスまで、色々なスペースがあることを教えて頂いた。
また私の「最初は商業ベースで構わないから、GLBTの団体へレンタルスペースを貸し出す会社が現れないかとおもう」については、ご意見を頂いた。 少し言葉が足りなかったのだが、これを書いていた頭の中には、昼間は閑散としている新宿2丁目のスペースを有効利用できないかな、と思いつつ書いていたので、このような表現になった。前にも述べたとおり、このことは我々が発足当時から考えていて、10年前の2丁目での最大級スペースを持つ「エース」を昼間安く使わせてもらえないか、と考えて運営会社に交渉しにいったのがきっかけである。
もちろんaktaや3Nなどの運営に公金が使われていて、それ故にパブリックに広くオープンにしなければならないと思う。
これから書くことは微妙なニュアンスなのだが、例えば、団体の役員の運営委員会などの本当に実務的ミーティングにおいては、公的施設でも十分である。参加者も数人ならば、ドトールコーヒーでも可能かもしれない。 しかし、一般会員の交流となると、会場の「雰囲気」を勘案しなければならなくなる。 そのような場面では、ゲイオンリー施設、ゲイバー、クラブなどになってしまうのではないだろうか。 極端なはなしでは、女性に対して嫌悪感を持ってるかたもいる、いくら仕切られたスペースに置いても、自分がゲイとして参加している時に、女性と会いたくないと仰る方もいる。
そのような中、なるべく大きい居酒屋で、我々が入っても空気が変わらないようなところを中心として使ってきた。レンタルスペースも探しては見たが、公共施設以上に開催目的を尋ねたところもあった。 現実的に3年ほど「貸し会議室」を使ってきたが、費用と雰囲気で、現在は使っていない。
月一回、集まりを持つと宣言しているので、毎月綱渡り状態が続いている。 同じ会場を何回も使うと飽きられる、食べ放題の店、野外ビアガーデン、格安居酒屋と去年は転々とした。 10周年記念パーティも沖縄の居酒屋で開いた。
今月はまだ決まらない。沖縄に逃げて行うかもしれない。
PS:ねこたまさま、またご意見を頂けると嬉しいです。
投稿者 tokyobear : 23:24 | コメント (0) | トラックバック
ブログ+RSSリーダー
このブログは、レンタルサーバー+ムーバヴルタイプという比較的自由度が高いシステムになっているので、MT3.15のアップグレードにともない、RSS受信機能を付加してみた。 まず、お世話になっているGBrさんと、自宅付近の現在時の天候、気象予報などをRSSで受信したものを、このブログの右側に表示するようにした。年寄りじみた言葉だが、世の中は便利になっていくものである。
投稿者 tokyobear : 15:01 | コメント (0) | トラックバック
コミュニティセンター
たぶんどこのゲイ関連団体で苦慮していることがあると思う。集まる「場所」である。BCJの場合、11年前の最初の集まりは原宿にあったゲイバーで行った。小さなスペースだったので、同じ場所で行った2回目の集会のときには定員を大きく超え、店のスペースを超え、通路まではみ出し、そこでタバコを吸った輩がいて、火災報知器が作動して消防車が来るというとんでもない事態になった。
以後、スペースを考えざるを得ない状況になり、新宿2丁目「デライト」(現エース)を日曜昼間の限定使用で安く借りた。後に、知り合いの「貸し会場」をこれまた割引料金で借りて、飲み物、食べ物一切を持ち込んでいた。暫くそこを使わせて頂いたが、ブームが去り、参加人数が減ってくると、会場使用料と参加費の収支状況が合わなくなってきた。そこで、また、会員のつてを伝って、お店を探した。10~20人くらい入れて、出来れば貸し切りまたは、区切られたスペースで、料金はなるべく安く、となると中々無い。
使わせて頂いた店が、次々と閉店となり、現在は毎月会場が変わる「ジプシー」となっている。
我々は「交流の場」を望んでいて、特に「酒や食」を求めているのではない、特に酒は事情で飲めない人も多くいる。しかし、現時点においては、会員同士が「楽しく」語り合える場を求めるなら飲食店しかない。現に、ここ数年、我々の集まりは居酒屋が主体である。
もう少し頑張れば、区や都の公共施設を借りることが出来るかもしれない、しかし、敷居が高い。利用団体登録が必要で、あれやこれや聞かれるのが億劫である。
現在東京でGLTBコミュニティで、気楽に使えるところは「akta」しか思いつかない。役員のミーティングなど数人の集まりであれば可能であろうが、10人以上の規模では難しい。
ゲイコミュニティの横のつながり、連携をしたら、どんなに素晴らしいかを先日友人が語っていた。理想はそうだ、しかし多くの難題が立ちはだかっていて、それを言い出す人はいない。せいぜいパレード止まり。 そのパレードでも、あれだけもめるのである。
最初は商業ベースで構わないから、GLBTの団体へレンタルスペースを貸し出す会社が現れないかとおもう。のちに、「コミュニティセンター」が欲しいな。
投稿者 tokyobear : 12:03 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月04日
ユナイテッドVSノースウエスト
私はミクシィの中で、趣味で航空会社の「コミュニティ」を4つほど作って運用している。もちろんゲイオンリーではない。ユナイテッド航空(以下UA)とノースウエスト航空(以下NW)のコミュニティと他2つであるが、UAとNWのコミュニティは同じに作ったが、面白いように、参加者が拮抗している。 今日現在UA120名とNW117名。と、無理矢理、ミクシィネタにはしたものの、今日の話題は、両社のFFP(マイレージサービス)の使い勝手である。
私は、北米行きの路線しか価格動向を知らないが、UAとNWでは、「格安航空券」では、各方面約1万円ほどNWが安いことが多い。 マイルを貯めるにはNWは最近「スカイチーム」に参加したのでエールフランス、デルタ航空、KLM、大韓航空などでもマイルを貯めることが出来る。しかし日本国内では、JASと提携したものJASが日本航空と合併したため、現在提携先が無く国内線ではマイルは貯められない。
一方UAであるが、こちらは「スターアライアンス」のメンバーで、ルフトハンザ、シンガポール航空、SAS、タイ国際航空などで飛べば、マイルを貯められる。 日本国内では全日空と提携しているので、国内線、国際線共にマイルを貯められる。
貯めたマイルをどうするか、無料航空券かアップグレード(国際線でエコノミークラスからビジネスクラスまたはビジネスクラスからファーストクラスへ上位のクラスに変更すること)で使うこととなる。
国際線については、別の機会に譲るが、国内線で使用するときに、UAとNWでは規則が大きく異なることを皆知らない。
まず、両社とも15000マイルで、「日本国内線無料航空券」と交換できるとしている。NWはマイルを使用することのみ提携している日本航空で、UAはスターアライアンスの全日空で利用できる。
まず、NWでの規則は、「往復あるいは任意の2区間となる」ということである。これは直行便があるところでは単純往復が可能であるが、直行便が無いところでは、片道でしか利用できなくなる。例えば旭川から沖縄まで飛ぶとすると、旭川、沖縄間が直行便が無いために旭川・東京、東京・沖縄となり15000マイルでは片道にしか利用できない。 一方UAでは「日本国内の往復旅行」となり、全日空便が就航しているいずれの空港からずれの空港へも15000マイルで往復出来る。前例の旭川、沖縄間も「直行便または直行便に準ずる経路利用」ということで、東京も乗り継ぎ可能であり、往復15000マイルで済む。(ただし経由途上で滞在は出来ない)
NWの場合は日本航空のコードシェア便(日本航空の便名がついているが、実際に運行する会社が違うもの、例えばJTAなど)は使用不可である。一方、UAでは、全日空の便名がついていれば何でもOKである。極端な例では、稚内-千歳-東京-那覇-石垣は稚内、千歳と那覇、石垣がエアーニッポンの運行であるが全日空便であるので、15000マイルで往復飛行可能である。
予約開始時期は両社おなじで2ヶ月前である。去年まではUAでは、なんと331日前から予約できた。一度予約、発券した便の変更はUAは、区間が変わらなければ、搭乗日、便の変更は無料。UAへ電話一本で済む。航空券の有効期間は、発行日から1年間。一方、NWでは、同様の変更をするためには1回US$50必要である。また、航空券は発行後90日有効。
ここまで、違うとは思わなかったというのが実感である。UAの日本国内線の予約は、全日空のサイトから全日空のFFPの会員のための特典空席状況を見れば、ほぼ、UA特典とリンクしているので把握しやすいが、NWの場合、NWの予約サイトから予約しろ、と出るが、ランダムに空席状況を見てみたが、空席を見つけることは出来なかった。
いま、私は13500マイルほどNWにマイルを持っているので、何とかあと、1500マイルを得ようと、自動車保険の見積もりで、250マイルを2件、2月末までに日本国内線を飛べばどこの会社でも、1搭乗500マイルもらえるので、無理矢理でも搭乗して15000にしようとしている。 しかし、15000マイルを達成した後、NWはとても使いにくい制度だなと感じた次第である。
投稿者 tokyobear : 15:24 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月02日
検索エンジン怖ろしや
先ほど少し驚いたことがあった。 検索エンジンのヤフーで「ミクシィ」を検索すると、当然「ミクシィ」のHPを拾ってくるのだが、なんと、このブログも、トップページの16番目にに現れるのである。検索エンジン恐しである。試しにグーグルで検索したら、やはり3ページ目に出てしまった。
もっと恐るべきは「ミクシィ、ゲイ」でグーグルで検索すると、なんとこのブログがトップで出てくる! 「そんなたいしたこと言っていませんよ」と書きたくなった。
mixi,ゲイと検索するとぼせさんのブログが上位にあがってくる。
正直に言うと、そんなに多くの人が読んでるはずがない、と、タカをくくって書いているので、少々驚いている。
投稿者 tokyobear : 19:26 | コメント (1) | トラックバック
30万人
この頃良くねこたまさんのブログ「GaysiteCafe」を拝読している。 今日はSNSについて語られておられる。 ご本人がSNSに加入されておられないということはあるが、現在のSNS全般について詳しく考察されている。またいつもお世話になっているぼせさん「ぼせWEB」でも詳しく語られている。
ミクシィが30万、先発のグリーの公称会員数は10万というが、この差はなんであろうか? 「招待」がないと他のSNSを試せないのでその比較が出来ない。 ミクシィの会員増加は、ゲイの会員が増加したことは多少関係しているとは思う。マーケティングとしてゲイを増やしたとは到底思えないのは斉藤さんのブログ「『ミクシィ』に取材拒否されたアタシ」でもわかる通りである。
確かに、例えば2つのSNSに加入すると、それを維持するのは2乗くらいのエネルギーが必要そうだが、他のSNSから、私あてに全く招待が無いのは何故だろう。他のSNS状況はどうだろうかと気になる。
ゲイの方々は<一般的に>私もそうであるが、新しいものに飛びつくが、すぐ冷める傾向がある。この週末ミクシィを見ていて、参加者の書き込みのパワーが明らかに下がっていること感じた。
と書きつつ、ミクシィへ個人情報を伝えてしまった私は相当な「ミクシィ」中毒患者である。
投稿者 tokyobear : 13:00 | コメント (0) | トラックバック
MT3.15
MT3.15が31日にリリースされたので、早速アップグレードした。 Blogを書かれている方の多くは、ココログ、ライブドアブログを使われている方が多いと思う。
それぞれの利用規約を読んでいないので、ハッキリしたことがわからないが、各種個人情報と利用者の権利は本当に守られているのか?という疑問がある。それと、やはり、自分のブログ上では広告を入れたくないので、レンタルサーバ+MTというスタイルとなっている。
まあ、「レンタルサーバ」も怪しいのではあるが、そこまで気にすると専用IP+自宅サーバーとなるのでこのあたりで我慢している。
MTに対しては大方満足している。現在、個人ユーザーは無料だが、この先どうなるかが少し不安ではある。
MTに限らず私は、結構なソフトウエアのアップグレードマニアである。(笑)
投稿者 tokyobear : 12:56 | コメント (0) | トラックバック
検査は怖くない・・・・か?
先月「男魂」というイベントが東京・新宿であった。キューブという店で行われたのだが、この日をもって閉店するという。HIV・AIDSイベントに協力的で使用料も割引していたそうだ。内容は、20~30歳代をターゲットにしていて、42歳の私には少しつらい内容ではあった。プログラムは、2丁目のバーのマスターのドゥラッグショーもあり、若い年代から「昭和の香り」との声はあったが、全般に好意的に受けいられていた。全体の盛り上がり、パワーは凄いものがあった。
その中で特に目を引いたのがエスムラルダ氏主演の「検査なんて怖くない」であった。今回のイベントのために制作されたと聞いたが、ここまでリアルな設定を見たことがない。東京都が運営しているHIV無料検査所「新宿南検査所」を実際にロケに使い、また、実際に勤務している所長が出演していた。
ドゥラッグをセクシャルオリエンテーションをもつ人が、過去を振り返り、検査へ行くことを思いつき、南検査所へ行き、検査を受け、陰性の結果を聞きに行くと言う内容だが、ドゥラッグ姿で地下鉄に乗るシーンもあり、撮影には大変な労力が必要だったであろう。
また、アタマの硬そうな東京都がここまで協力をしたことは信じられないことでもある。
主演者の告知シーンの前に、他の受検者の陽性告知のシーンがあったが、とても、リアリティがあった。なぜなら、私がいつも告知を受けている医師(所長)だからである。
自分でここに書くのも変だが、私はセックスのアクティビティは大変高い。逆にパートナーとは精神的つながりの比率が高く、性的つながりはほとんど無い。また、オープンリレーションシップを一応標榜しているので、特に他の男と性的関係を持っても、罪悪感はほとんどない。私もパートナーの行動は自由で良いと思っている。
性的欲求はとても高いと自覚している。ゲイの世界を知ったのがアメリカだった為か、セックスをエンジョイすることを初めから教え込まれてしまったようだ。日本でも、ハッテン場にはいまでも頻繁に出入りしている。
10年少し前、サンフランシスコに頻繁に行っていた頃と基本的には今でも変わらない。当時のサンフランシスコはゲイのコミュニティはAIDS一色であった。地元のゲイ新聞の死亡記事は毎週何十名の名を掲載されていた。当然、地元のハッテン場に来る人の殆どがHIV+と言う状況だった。そこに私は頻繁に通っていた。
そのころから自分のセックスのガイドラインが出来たと思う。そのようなところへ行っていると言うことは、「リスク」は絶対にゼロにはならない、しかし、自分のコントロールで、リスクを高くすることも低くすることも学んだ。
帰国後、当時始まったばかりの無料HIV検査を受けることを、とても躊躇した。「怖かった」のである。散々迷ったて受検し、検査結果の判定までの2週間は、まともな精神状態でなかったことを良く覚えている。
それから十数年、相変わらず日本でも、アメリカでもアクティブに活動している。基 本的に、行為を行う相手は全て(HIV+を持っている人と)同じガイドラインをもって行動している。私はローリスクな行為は行う。ハイリスクな行為を行う時には、絶対に例外を作らないし、過去にも無い。 ウイルスがどこに存在し、どのようにして物理的に人から人へ移るかを学べば、とっさの時の判断も間違えることは少ない。
今のところ私はHIVは陰性である。これは結果であるが、これから先も、多分同じ行為を当分続けると思う。 検査は定期的に行ってはいるが、やはり「怖い」ことは変わらない。HIVを持っている(元)パートナーをはじめ、何人もの友人がいる。今のHIV診療の基礎知識くらいは持っている。薬を飲めばHIVで命を落とすことはないことも承知している。
学校のテストの合否の結果に近い「怖さ」である。いままで、自分が正しいと考え行動してきた結果の可否が、HIV検査で明らかにされる、もし否であれば、HIVへの恐怖というよりも、それまでの自分の行動、あるいは人生観まで否定されるような気がするのである。
人生を楽しみたい、ゲイと生まれたので、ゲイとしてとことん楽しみたいと貪欲に思っている。その中での時々現れる関門がこの問題である。