TLGP
あと1ヶ月でTLGPがやってくる。 関係者の方々は準備で忙しいのではないかと察する。 私自身、TLGPには、過去にやや嫌な思いがあり、ずっと避けていた。
今年は視点を変えるために参加してみようかと思う。
今年はすでに先月末にサンフランシスコでのパレードで歩いているが、先に海外のパレードに参加してしまったために、どうも、日本のは勝手が違うのである。
海外の場合は、パレードは「団体」単位で歩く。 必ずどこかの「団体」に属していなければ参加できないのである。 それぞれの団体には勿論、目的や主張があり、パレードはそれを一般に広く知らせる目的も併せもつのである。 特にサンフランシスコの場合、「GLTB」の人々が比較的他の街より多く住んでおり、ほぼ市民権を得ていると考えられる。 したがって、パレードの意味は、「ゲイ」の上の目的となるのである。
日本の場合は、これだけ多くのゲイが住んでいながら、ゲイは未だ社会に目に見える形で溶け込んではいない。 それをアピールするのがTLGPと考える。 アメリカのゲイ社会の20年前の姿である。
東京ほどの大都市で、ゲイのソーシャライゼーションが進まないのは何故であろうか。もちろん、HIV関係の団体、人権擁護の観点から動かれている団体など、もちろん目にしているが、今ひとつ盛り上がりに欠けると思うのは私だけであろうか。
11年ゲイの団体を運営して感じることは、個々のゲイの方々はゲイであることに、何か後ろめたさを感じて生きている方が多いのではないであろうか。
生き生きとしたゲイライフとは、と尋ねられたら返答に困るけれど、そのように過ごしている人は本当に少ないと思う。 私は必ずしもカミングアウトがハッピーゲイライフの入り口では無いと思っている。 家庭や職場でカミングアウトしない方が良い場合が、日本では多々あるように感じる。
私は私なりに、かなりハッピーゲイライフを満喫しているつもりである。
TLGP、今年はウチの団体で歩くつもりでいる。
(写真は今年6月のサンフランシスコのパレード)
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Yesturday
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