Gay Community: 2006年5月アーカイブ
昨日は予告通りに、JR新宿駅東南口(GAPの前)で、17:30よりIDAHOの街頭宣伝活動に協力してきた。
私はバナーを持ち、若い元気がいい早稲田の学生らが、雨の中チラシを配った。 大方の人は、興味が無さそうに無視して通り過ぎていった。 その中には、参加したいけれど、それが出来ないLGBTの人々が何人かは混ざっているだろう。
主催者発表ではこの活動に30名参加したことであるが、メガホンでアピールしていたのは、尾辻大阪府議、川上世田谷区議、レインボーマーチ(札幌)の竹村さんであった。 私はバナーを持って立っていたが、全体的におとなしいイメージがあった。
雨が降り出したため、時間より早めに撤収し、19時からのアクタへ向かった。 そこで、行動の報告を聴いたが、これが凄い。 17日午前中は、LGBTに差別、弾圧している国々の大使館に出向き要望書を渡す、午後は、日本テレビへ行き、最近放映された番組への抗議、そのあとは文科省、法務省など訪れ要望書を渡し、そのあと、件のビラ撒きである。
尾辻大阪府議員は31歳とはいえ、その行動力には、脱帽である。 議員と名の付く人は、彼女を見習って欲しいと思う。
前にも書いたが私は基本的にノンポリではあるが、この年齢になってきて、ゲイとして生きていく上には、社会の仕組みを変えなければいけない、そのためには、政治をなんとかしなければならないと、思いだしている。 しかし、今までは、私個人の政治参加は選挙の投票というものでしかなかった。 しかしながら、今回、このような政治的な行動に参加して、「このようなやり方があるのか」と納得した。
大半の日本のLGBTの方々は、このような政治参加の方法をしらない。 それをどのように伝え、つくっていくのか、ある意味で私のような年代の責務であるような気がしてきた。
大阪府議の尾辻さんが日本での火付け役だそうだが、5月17日は「Intaernational Day Against HOmophobia/IDAHO」である。
私のアンテナの性能が悪かったせいか、このような「日」があることは全く知らなかった。
国連を絡めた政治的な動きである。 日本でこれから先LGBTの「権利」を守り、向上させるためには、何らかの政治的動きをしなければならないと思う。 しかし、今までのコミュニティの中では、どのような形で政治的な動きをして良いかわからなかったのではないであろうか。
IDAHOの趣旨や5月17日の行動はhttp://actagainsthomophobia.txt-nifty.com/に詳しいが、HPにメッセージを寄稿している人、賛同団体が、今までにない広がりを持っていると感じる。
余談だが、そのメッセージの寄稿者の中に私が大学のゼミ「性差研究」を担当していた人がいたので、少し驚いた。 当時私は、ゼミのレポートでホモセクシュアルのことは直接的には書かなかったが、間接的にゲイである立場でレポートを書いたことがある。 もう、24年も前の話しであるが。
Yesturday