Diary: 2006年2月アーカイブ
私のアメリカ感、アメリカの男臭さの原点を頭に植え付けた原点と思える俳優が亡くなった。 デニス・ウィーバー氏である。
TVドラマ「警部マックロード」は、ニューメキシコ州(つまりアメリカの田舎)から、ニューヨーク市警に、どうしてか、配属になり、彼流のスタイルで犯人を追うストーリーだった。
引き締まった顔、それに似合う口髭、カウボーイを彷彿させる制服など、私に、「エロい男臭さ」を教えてくれるのには絶好の教材だった。
日本での放映は1974年であった。 当時私は12歳で、ようやく自分のセクシュアルオリエンテーションの方向が判った時代だった。
ひょっとして彼はゲイかもしれないと思って、調べたが、特段何も出てこなかった。 奥さんと子供が居る。
亡くなったのは24日、コロラドだそうである。 享年82歳。
楽しませてくれて感謝、そして、合掌。
AKA William Dennis Weaver
Born: 6-Jun-1924
Birthplace: Joplin, MO
Died: 24-Feb-2006
Location of death: Ridgeway, CO
Cause of death: Cancer - unspecified
Gender: Male
Ethnicity: White
Sexual orientation: Straight
Occupation: Actor
Nationality: United States
Executive summary: Sam McCloud in McCloud
Military service: US Navy
ご存じ、このごろの新聞ネタは、東横インの違法建築問題である。 姉歯の問題も片付いていない中、組織的犯行、社長の記者会見での横柄な態度でマスコミを賑わせている。
私は旅行好きである。 国内、外を問わずホテルに泊まる機会が多い。 国内の場合、東横インを利用してきた割合が高い。 理由は、コストバフォーマンスがとても高いからである。
確かに建物は安普請であるが、客室内の調度品は揃っているし、なにしろ、このホテルの清掃の行き届き方は、多くの同クラスのビジネスホテルの中ではピカイチである。 また、簡単なものではあるが、朝食は無料サービスである。 部屋内には無料のインターネット差し込み口はあるし、ロビーにはホットスポットやIP無料電話まである。
料金の支払いも現金、クレジットカードのほかに、商品券、図書券などの金券類でも、額面で使用できる。
このホテルの経営の特徴は、 ホテルを建てる際、このホテル会社が、土地や建物を建てるのではなく、土地を持っている人が、その土地の上に自己資金でこのホテル仕様の建物を建て、東横インに貸して、その賃料を受け取る仕組みである。 よって、東横インは、莫大な資金を投ずることなく、多くのホテルを数年で経営できるようになったのである。
また、人事面でも大きな特徴がある。 このホテルの従業員、少なくとも、客から見える従業員達は100%女性である。 支配人も100%女性である。 ホテル側では、旅館の女将の感覚で、お客様に親しんで頂くためと説明している。 深夜にホテルに帰ってきて、鍵を渡してくれるスタッフが女性のところは非情に珍しい。
桜美林大学教授の諸星裕氏がこの問題で怒っていたが、女性ばかり使うのは逆差別であり、安い賃金で使うためだ、と言い切っていた。
経営とは直接関係ないが、このホテルは、日本生まれの心理療法である「内観法」と関係ある。 客室内の本棚に、聖書とならんで内観法の本がある。 また、東横イン直営の内観法講習所が箱根にある。 宗教ではないが、なにやら、怪しく感じる。
このホテルのロゴの4&5は、アメリカで40~50ドルで泊まれる、清潔で安全なホテルを目指したそうだ。 確かに日本での部屋料金は5000~6000円で、それに合致している。
このようなホテルを信頼して利用していただけに、今回の事件は残念であり、経営者自身も「内観法」で自己を見つめ直してもらいたい。
Yesturday