東横イン

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 ご存じ、このごろの新聞ネタは、東横インの違法建築問題である。 姉歯の問題も片付いていない中、組織的犯行、社長の記者会見での横柄な態度でマスコミを賑わせている。

 私は旅行好きである。 国内、外を問わずホテルに泊まる機会が多い。 国内の場合、東横インを利用してきた割合が高い。 理由は、コストバフォーマンスがとても高いからである。 

 確かに建物は安普請であるが、客室内の調度品は揃っているし、なにしろ、このホテルの清掃の行き届き方は、多くの同クラスのビジネスホテルの中ではピカイチである。 また、簡単なものではあるが、朝食は無料サービスである。 部屋内には無料のインターネット差し込み口はあるし、ロビーにはホットスポットやIP無料電話まである。

 料金の支払いも現金、クレジットカードのほかに、商品券、図書券などの金券類でも、額面で使用できる。

 このホテルの経営の特徴は、 ホテルを建てる際、このホテル会社が、土地や建物を建てるのではなく、土地を持っている人が、その土地の上に自己資金でこのホテル仕様の建物を建て、東横インに貸して、その賃料を受け取る仕組みである。 よって、東横インは、莫大な資金を投ずることなく、多くのホテルを数年で経営できるようになったのである。

 また、人事面でも大きな特徴がある。 このホテルの従業員、少なくとも、客から見える従業員達は100%女性である。 支配人も100%女性である。 ホテル側では、旅館の女将の感覚で、お客様に親しんで頂くためと説明している。 深夜にホテルに帰ってきて、鍵を渡してくれるスタッフが女性のところは非情に珍しい。

 桜美林大学教授の諸星裕氏がこの問題で怒っていたが、女性ばかり使うのは逆差別であり、安い賃金で使うためだ、と言い切っていた。

 経営とは直接関係ないが、このホテルは、日本生まれの心理療法である「内観法」と関係ある。 客室内の本棚に、聖書とならんで内観法の本がある。 また、東横イン直営の内観法講習所が箱根にある。 宗教ではないが、なにやら、怪しく感じる。

 このホテルのロゴの4&5は、アメリカで40~50ドルで泊まれる、清潔で安全なホテルを目指したそうだ。 確かに日本での部屋料金は5000~6000円で、それに合致している。

 このようなホテルを信頼して利用していただけに、今回の事件は残念であり、経営者自身も「内観法」で自己を見つめ直してもらいたい。

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全国62の障害者団体で構成する「日本身体障害者団体連合会」(東京都豊島区)は31日、正副会長会議を開き、東横インに抗議することを決めた。 ほかの障害者団... 続きを読む

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堕天使 :

確かに社長の最初の会見は公に出すには失態だったと思う。
でもネ。。。でもね、法律云々言っちゃえば、立場が違うから思うだけだけど、障害者の方達がホテルの前で猛抗議…って、一種の営業妨害じゃない?

私、標準よりかなり背が低くてバスや電車の吊革持てないの。
でも文句言おうなんて思った事も無い。どこに行っても服のサイズがなかなか無くて、買うのに不便だけど、仕方が無いと思うのは法律で定められた「障害者」じゃないから?

障害者の方達が権利を主張するのはいいけど、あそこまで吠えてるの見ると、正直
「企業が自腹切って少数の人の為に設備整えてる事をありがたいと思わないの?当たり前だと思ってるの?」
と、疑問感じた。
消費者には「選ぶ権利」ってのがあるんだから、インチキが判明したら嫌な人は他にホテルなんて沢山あるんだから、東横インを選ばなきゃいいだけじゃん。
「障害者に気を遣うのは当たり前」の世の中になるには、障害者が「気を遣ってもらって当たり前」って意識じゃ無理だよ。

人の心や感情は法律じゃ裁けないからさ。

たぼー :

東横インのサービスで一つ抜けているものがあります.
 日本ではほとんどのホテルでアダルトビデオが見られるようになっていますが,東横インでは劇場映画をサービスしています.AVはそれを簡単に鑑賞(?)できることが良くないのですが,それ以上にあの業界に流れる多額の資金の多くはアウトローの懐に入っているのです.その資金は女性の性の商品化というよりも,社会のモラルを蝕むという巨大な害悪のエネルギー源になっています.ホテル業界の代表者にこの問題について意見を聞きたいものです.現在のAVは10年前なら間違いなく検挙されたレベルですが,いまは合法でしょうか?「法律違反でなければ,少々のルール違反は問題にしない者」と嘯いたホリエモンを持ち上げたマスコミが,西田社長の態度が大きいと非難できるのでしょうか?

 「AVを提供しない」ことだけの理由で,私はこれからも東横インを利用するつもりです.

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1962年東京生まれ
1994年結成以来、Bear_Club_of_Japan 代表・会長

◎日本のGLB&Tコミュニティの中でひっそりと生息している◎日本各地、世界各国を熊を求めて行脚しているらしい◎最近は沖縄とサンフランシスコに頻繁に出没◎パートナーあり◎体重6キロのシャム猫と同居◎

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このページは、Lonestarが2006年2月 1日 10:09に書いたブログ記事です。

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