帰宅_難民
今日の夕方の地震は久しぶりに「大きい」と感じた。 私は何故か、地震には恐怖感を全く持っていないので、とっさの行動をとることができた。
揺れはじめから、これはヤバイと思ったのは20~30秒後くらいだったであろうか。
おさまったと、ウチの飼い猫が異常に興奮している様子であった、恐怖でおびえているのである。 地震が怖いことは本能なのであろうか。 とすれば、私は本能を失ったことになる。
さて、地震その後である。 私は今日は勤務日ではあったが、早めに帰宅して難を逃れたが、鉄道の混乱ぶりには目を覆うものがある。
安全確認はもちろん大切である。 特に尼崎での事故の後だけに各事業者がナーバスになっているのはわかる。 しかしながら、地震発生から6時間を過ぎた今、東京メトロは、銀座線、丸ノ内線、日比谷線が復旧し、残りの東西線、南北線、千代田線、有楽町線、半蔵門線がまだ普通のままだ、これは異常事態である。 また、JRも山手線をなど長時間にわたって不通となった。
東京メトロは地下を走っているので、比較的地震に強いと、自ら言っていたことがあるが、比較的古い路線が早期に復旧して、新しい路線が未だに復旧しないのは
なぜであろうか。 徒歩で路線の安全確認をしなければならないと、この事態を東京メトロは説明している。 それにしても時間がかかりすぎている。
このことを東京メトロは後日、利用者に公表するのであろうか。 何か重大な問題が隠されているような気がする。
たまたま土曜だったので、通勤帰りのラッシュとかち合わなかったら良かったものの、もし平日なら各駅でパニックが起きてもおかしくない状況だ。 長時間、電車内で缶詰にされた人も多くいるようである。 地震に備えよ、”帰宅_難民”にならぬよう、徒歩で帰宅できる経路を考えておけ、と行政は言っていたが、今回どれだけの人がその行動をとれたのであろうか。
今日の地震くらいの揺れで、このような状態になるのなら、もし、懸念されている大地震が起こったら、と考えると、ゾッとする。 過去にこのブログで、東京モノレールの事を書いたが、ひょっとすると地下鉄も危ないのかもしれない。 構造物という点では首都高速も、経年化が進み、耐震工事を施してはいるが、相当ヤバイと思うのは私だけであろうか。
やはり、もし、交通機関が全て動かなくなったら、どう帰宅するかは、頭の中でも考えていなければならないものと感じた。
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