コミュニティセンター
たぶんどこのゲイ関連団体で苦慮していることがあると思う。集まる「場所」である。BCJの場合、11年前の最初の集まりは原宿にあったゲイバーで行った。小さなスペースだったので、同じ場所で行った2回目の集会のときには定員を大きく超え、店のスペースを超え、通路まではみ出し、そこでタバコを吸った輩がいて、火災報知器が作動して消防車が来るというとんでもない事態になった。
以後、スペースを考えざるを得ない状況になり、新宿2丁目「デライト」(現エース)を日曜昼間の限定使用で安く借りた。後に、知り合いの「貸し会場」をこれまた割引料金で借りて、飲み物、食べ物一切を持ち込んでいた。暫くそこを使わせて頂いたが、ブームが去り、参加人数が減ってくると、会場使用料と参加費の収支状況が合わなくなってきた。そこで、また、会員のつてを伝って、お店を探した。10~20人くらい入れて、出来れば貸し切りまたは、区切られたスペースで、料金はなるべく安く、となると中々無い。
使わせて頂いた店が、次々と閉店となり、現在は毎月会場が変わる「ジプシー」となっている。
我々は「交流の場」を望んでいて、特に「酒や食」を求めているのではない、特に酒は事情で飲めない人も多くいる。しかし、現時点においては、会員同士が「楽しく」語り合える場を求めるなら飲食店しかない。現に、ここ数年、我々の集まりは居酒屋が主体である。
もう少し頑張れば、区や都の公共施設を借りることが出来るかもしれない、しかし、敷居が高い。利用団体登録が必要で、あれやこれや聞かれるのが億劫である。
現在東京でGLTBコミュニティで、気楽に使えるところは「akta」しか思いつかない。役員のミーティングなど数人の集まりであれば可能であろうが、10人以上の規模では難しい。
ゲイコミュニティの横のつながり、連携をしたら、どんなに素晴らしいかを先日友人が語っていた。理想はそうだ、しかし多くの難題が立ちはだかっていて、それを言い出す人はいない。せいぜいパレード止まり。 そのパレードでも、あれだけもめるのである。
最初は商業ベースで構わないから、GLBTの団体へレンタルスペースを貸し出す会社が現れないかとおもう。のちに、「コミュニティセンター」が欲しいな。
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