観光地
今日、ホノルルから戻った。2回目だが、ワイキキには馴染めなかった。30年くらいの前の熱海を想像してしまった。
ホノルルというところは、「大」観光地で、主にアメリカ本土からと日本からの客が多い。私は、基本的に自分の旅行で意識的に「観光地」は外す。自分の旅行スタイルは、行った先で、一時的に「現地人」になれるような場所が好きだ。
ワイキキという場所は、100%と言っていいほど観光客の落とすカネで賄われている。メインストリートは「カラカウア大通り」ここには、有名ブランドのブティックが建ち並び、その間隙を縫って土産物屋で埋め尽くされている。確かに日本人もアメリカ人も旅行となると、財布の紐が緩くなる。それを狙って、これでもか、と責め立てられているようである。
最近の沖縄、那覇の国際通りも、似たような状況にある。端から端まで歩いても、興味をそそる店舗は皆無に感じる。しかし、国際通りを外れて一歩入れば、農連市場だの桜坂だのと、地元の方の息が聞こえる場所がある。 ワイキキには無いのだ。ブランド物に興味のない私は、ブティックは無用だし、土産は買わない主義だ。では、何で行ったの? と、問われそうだが、ホノルルの場合、クルマを借りなければホテルのある場所は、ワイキキにしかない。ダウンタウンには、ホテルは無い。
日本人は、何故ハワイまで行って、日頃見慣れている店にはいるのであろうか? ラーメン店だけでも「天下一品」「王将」「えぞ菊」「なかむら」などある、「モスバーガー」や「ココ壱」も見かけた。
いくら安いとはいえ、お金を払って、7時間もかけて来た、南の島で、これはないんじゃないかなぁ。もちろん日本人の習性を知っていて、そこで店を開けば人が来るのが現実なので、彼らのビジネスは正解ではあるが。
泊まったホテルは、日本で予約した、多分ワイキキで一番の激安ホテルだった。1泊あたり3500円。これは税金を含んだ額なので、実際は3000円、ホテルの収入は2000円位だろう。
若干の不安はあったが、評価は80点だった。 3泊したが、ハウスキーピングが無し、というのも、逆に気に入った。 ホテルに連泊すると、日中、掃除が何時に来るのか気になって、昼間ホテルにのんびりして居られない。特に私のような夜遊び好きだと、行動が昼夜逆転するので、昼間、気兼ねなく休めるのはとても良い。 ホテルの備品類は、最小限。かろうじてエアコン付きだったことが評価される。 アメリカでは常識的にあるはずの時計付きラジオが無い。テレビはあるが、リモコンが無い。いちばん困ったことは、コップが無かったことである。ホテルのコップは、そのホテルのクラスで変わる。中級から上では、ガラスのコップ、それ以下では、使い捨てのプラスティックのコップと相場が決まっているのであるが、ここにはそれすらおいてなかった。これは結構困る。水を飲むのも、歯を磨くのも、手ですくって飲むしか方法が無い。
隣の建物が、長期滞在者のための、安いコンドミニアムになっているせいか、その雑音と、生活音、道から聞こえてくるクルマの音が気になったが、これも価格で相殺できる。 この手のホテルでありがちな門限もなく、24時間フロントには人がいた。
週末の深夜、2時前にバーから戻ってくる途中に、ストリートガールのお嬢さんに声をかけられた「遊びぃ?」と。 いままで、アメリカ本土では経験したことの無いことであった。
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