旅行・公共交通機関
私は主に北米を旅行してきた。
大概は独り旅なので、極貧ではないものの、比較的経済的な旅行を心掛けている。 北米では、どのような組み合わせであれ、「二人」が基本なので、独り旅では高くつことが多い。
一番の問題はホテルである。 北米では、ホテルは「部屋を貸す」という意識が強く、その部屋の定員までならば「室料」は変わらないのが一般的である。 つまり、ベッドが2台ある部屋ならば、大概が定員は4名である。 つまりシェアすればひとりあたりは一部屋の25%で済むことになり、エコノミーな宿ならば、格安に、また高級ホテルでも無理せず泊まることができる。 しかし裏返せば、ひとりでも「室料」は変わらないのである。
私の旅行は全てプライベートである。 その中でのホテル支出の基準は、日本では1泊6000円、アメリカでは100ドルを目安としている。 アメリカで私が訪れるような都市にも、「安宿」は存在するが、安全性を考えると、このぐらい出さなければ危険なのである。 しかし、その基準をクリアできるホテルが無くなりつつある。 来月シカゴへ行くが、ダウンタウンでは100ドル以下のホテルは見つからなかった。 11月という中途半端な時期にもかかわらず、エコノミーホテルでも軽く100ドルを超えていた。 仕方がないので、空港近くのホテルに宿を予約した。
次ぎに空港から市内へのアクセスだが、私は公共交通機関を使うことが多い。 空港からホテルまでは、パックや団体ならば送迎バス、ビジネスならばタクシー、個人旅行ならリムジンバスか乗り合いタクシーが一般的である。 私は北米の旅行はこのごろ休みが取りづらいので、3泊5日というスケジュールが多い。 したがって荷物も大概はディパック1つである。
空港からダウンタウンまで、地下鉄が走っていて便利な都市は、サンフランシスコ、シカゴ、アトランタ、ロンドンである。
シカゴは市の中心部からオヘヤ空港まで、地下鉄で約40分ほどかかるが、料金は1.75ドルである。リムジンならば15ドル、タクシーならば40~50ドルとチップがかかる。 オヘヤと市内は高速道路で結ばれているが、その高速道路の上下線の間に地下鉄は走っているので、道は渋滞していて時間がかかるが、地下鉄ならば40分と言うことも起きうる。 私はアメリカの連休の時、オヘヤからホテルまで2時間かかったことを経験している。
サンフランシスコは一昨年、BART(BayAreaRapidTransit)が空港まで乗り入れたが、予想を下回る乗客数で、頭を抱えているという。
基本的にアメリカ人は家からクルマで空港に来て、駐車して、現地の空港でレンタカーを借りるのが標準的なパターンである。 空港も、敷地内にある駐車場の料金は高いが、周辺の駐車場ならば、1泊5~6ドルで済む。
アメリカは、基本的に公共交通機関は「弱者」の乗り物とされている。 経済的にクルマをもてない人、あるいは身体や精神的に障害がありクルマの免許を持てない人、それと老人である。 これは、北米のどの都市に行っても感じる。
ホノルルも私は19,20番のバスを愛用している。 空港から市内まで2ドルである。 同じ便で到着した人たちがツアーの出迎えのバスで去ったあと、ターミナル前のバス停のベンチでバスを待っている間が好きだ。 生暖かい風と、強い日差しと、早い雲の流れ。
残念ながら、上記の理由から北米では公共交通機関は上品な乗り物とは思われていない。 また、車内でしばしば問題が起こることもある。 しかしながら、私は多くの都市で夜遅い時間を含めてかなりの回数使っているが、危険と思った経験はない。
何処の都市でも一番の問題は、時刻表通りに来ないことである。 私は昨年本来ならば12分ごとに来るはずのバスを早朝に1時間待ったことがある。 よって時間的余裕は必須である。
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