台風情報
台風が過ぎ去った。 各地で土砂崩れで、道路が不通になったが、人的被害は無かったとのこと。
少し前から鼻について仕方がないのは、民放のテレビの台風情報である。 「煽る」という言葉を使いたいくらいに、恐怖感を視聴者に植え付けている。
各局とも、気象庁や民間気象会社から、データを仕入れ、お抱えの気象予報士にその分析と発表をさせている。
去年は初夏からたくさんの台風が到来したが、彼らの言うほどの台風は来なかったと感じる。 たしかに、過去のデータから、このくらいの台風なら、このくらいの被害が予想される、としたうえで被害予想をしているのだろうが、その被害予想が、全て下駄を履かせているように思える。 当然、被害が少ないと発表して、被害甚大になる結果と、被害甚大と予想して、結果被害が少なかった時を比べると、後者を取るのは仕方がないとは思うが、いつもいつもだと、イソップのオオカミ少年になりはしないか。
その中でもNHKはまともな方ではあるが、昨晩は、「東海~関東に500ミリの雨が降る、これは年間降雨量の3分の一である」と放送していた。 確かに、山間部や特殊な条件では、かなりの降雨量があり、道が崩れたわけだが、その地域の90%位の人々が住む地域では、それほど降らなかった。
これらの「台風情報」も、これからは、大きく変えていかなければならないと思う。 都市部においては、都市特有の情報が欲しい。 例えば、「この台風は風が強いのが特徴なので、都市部では、看板などが飛ぶので、外出は危険」とか、「数時間に強い雨が降るので、地下街は浸水しやすく、地下鉄も止まりやすい」など、実際に起こりうる危険情報を具体的に知らせるべきである。
今回の台風は自己判断で、昨夜夕刻から、新宿で飲んだ。 深夜、最終の高尾行きで帰宅したが、普段だも10分くらい遅れるのだが、早い時間に皆帰宅してしまったようで、電車は空いていて、なおかつ定刻運転であった。
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