観光バスと路線バス
航空ネタである。 1ヶ月ほど前に、航空会社を乗り比べる機会を得た。 サンフランシスコに行くために自分のマイレージを使ったため、乗り慣れているユナイテッドをはずし、行きはシンガポール航空、帰りは全日空に乗った。
結果は全日空の大敗であった。 私はマイルの関係から国内では全日空しか搭乗しないし、そのサービスは悪くない。 しかし国際線は違っていた。 機材が古い機材ということがあるが、シートが全く比べものにならない。行きがシンガポール航空の「スペースベッド」と称する、ほぼ横になるシートとは雲泥の差である。
機内食についても全日空は、一つのプレートでおしまい。 シンガポールや、あのユナイテッドでさえ、前菜のあとメインコースを持ってくる。
客室乗務員のサービスも何となくぎこちない。 シンガポールのようにいちいち名前を呼ばれるのも恐縮してしまうが、「垢抜けていない」「洗練されていない」「国際線なのに国際感覚がない」という感じなのである。
全日空の国際線の乗客はほとんどが日本人である。よって、グローバルスタンダードを打ち出すより、より日本人に媚びたサービスとなるのであろう。
どこかで読んだのだが、米系の航空会社と日系航空会社のサービスの違いは「路線バス」と「観光バス」の違いのようだと行っていた人がいたが、的を射た表現である。
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