表現
ここ2,3日このブログを書くことが出来なかった。検索エンジンで、些細な単語が引っかかり、急激にアクセスが増えたためだ。 普段なら放っておくが、今回の場合は、若干事情が違った。
ここ何日かに、このブログに飛んできた人は、高校受_験生か親あるいはその関係者だと思われた。
これまで、このブログを読んでくださっている方は、ゲイあるいはゲイを理解しておられる方を念頭において書いていた。 まぁ、たまには関係ないところから飛んで来るのは無視できるとしていた。今回の件に関しては、「ストレートの方々」に加えて「未成年の方々」にも配慮する必要が出てきたので、余計に悩む事態となった。
少し前の投稿で、やや過激な写真を引用したばかりであったので、15歳の少年少女に対してなにか悪い影響を与えないかと考え、無難に、「一時閉鎖」の処置をとった。しかしながら、何故「一時閉鎖」しなければならないのか疑問に思い始め、二日後に、小細工をして、ブログの稼働を再開した。
「検索エンジン対策」これは本当に由々しき状況である。 以前にもこの問題に触れたが、事態は深刻である。 「書きたいことが書けない」ことである。常に単語を気にせねばならないし、検索に引っかかりそうな単語は小細工を施さなければならない。
そもそも、どのサイトでも訪問者を規制できないのは十分承知している。 しかしながら、どこのゲイサイトでも「このサイトは同性愛の内容を含んでいます」とか「あなたの年齢は18歳以上ですか」云々の注意書きがある。オマジナイように見えるが、実際にそのオマジナイを書かないと、そのサイトを閲覧して、同性愛の文や図絵を見て精神的にダメージを受けたからと、閲覧者から訴えられるのであろうか。 はたまた、このオマジナイを書くことによって、サイト側は免責されるのであろうか。甚だ疑問ではある。
日本では、同性愛は「違法」ではなく、もちろんそのことを論ずることは当然「表現の自由」で保証されていると信ずる。 しかしながら、その自由と「猥褻」がしばしば問題になっているのは過去の歴史から見て解る。
最近のゲイ雑誌に変化がある。これらも、立派なゲイの表現だが、写真に関しては性_器に「ボカシ」を入れるが、イラスト、マンガの性_器の表現に「ボカシ」を入れなくなったことだ。DVDしかり、一応「ボカシ」は入れていますよ、とわかるのだが、実際は「丸見え」である。
20年近く前、ゲイ雑誌が創刊された頃は、この「ボカシ」の濃い薄いで当局から呼び出しを受けることが度々あったと聞く。
現実的には、ネットがここまで行き渡っている現代で、見たい情報は、国を超えボーダレスで見られる。たかがゲイ雑誌のイラストを当局がチェックする時代は、もう終わったのかもしれない。
私が心配した15歳の少年少女は、本当は何も気にしていないのかもしれない。私がその年頃に苦労して手に入れた、色々な情報は、彼らは充分入手しているのだから。
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