初めてのバー
今でも、初めて訪れるゲイバーの扉は、いまでも重い。内側では、どんな人がマスターか、会話は楽しいだろうか、好みのタイプが居るであろうか、といろいろなことが頭の中で渦巻いている。
私の初めてのゲイバーは、前に書いた、「初めてあった自分以外のゲイ」で書いた、外国の地であった。
80年代後半にオハイオ州コロンバスというところで初めて自分以外のゲイと会い、数十人のアメリカ人のゲイと1週間を過ごすうちに、皆が、ゲイバーへ行くことを薦めてくれた。その会合の終了後、私は、その足でカナダ最大の都市トロントに行くことになっていた。ここでは、薦めてくれたゲイフレンドリーホテル、「Hotel Serby」に宿泊した。 当時は一応「スパルタカス」という世界のゲイ事情、ゲイバーやサウナが紹介されている本を持参していたが、ゲイバーへ行くと決意したものの、どこへ行っていいのかわからなかった。 時間は午後7時くらいだとおもった。一番行きやすく、入りやすいバー「Club Corby」のドアを開けた。当時はほとんどしゃべれなった英語でビールを注文し、カウンタに座りホッとしていた。
しばらくすると、座っていたカウンターの上に設置された、ポールに絡みつくように、若い半裸の男性がテンポの速い曲にあわせて踊りだした。客は、踊っている若い男の下着に札を挟んでいる。
あまりにも、初めてのバー体験では刺激が強すぎたので、早々にそこを辞した。 ホテルに帰っても、そのホテルの地下はクラブになっていて、激しいサウンドが漏れてきて、中々寝付けなかった。
次の日、思いを新たにして、違うバーへ向かった。「Badlands」、カントリー&ウエスタンゲイバー。ここは、さすがに半裸の若い男の踊りはなかったが、ウエスタンダンスの講習会をやっていた。前の日よりは落ち着いていたので、まぁ、いろいろと見ていた。結局、数時間そこにいただけで、ホテルに戻った。
このあと、バンクーバー経由でシアトルに飛んで、そこでもバーへ行った。「Duble Harder」という店。ここでは、知り合った人に「お持ち帰り」されることとなった。行き先は、ゲイサウナ。ここで、海外でのゲイサウナデビューとなった。
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