秋風の恋
私が、意識してレコードを買ったのは11歳くらいの時。LPが3000円位した覚えがある。タイトルは確か”John Denver Best Hits”だと思った。当時、BIG JOHNというジーンズメーカーがCMのテーマソングに彼の曲を起用していた。「太陽を背に受けて」(Sunshine on my shoulders)という曲が、私の心を直撃した。このCMのおかげでアメリカを強く意識し始めたと言っても過言でない。
十代も半ば、「男」を意識させるシンガーとして、河島英五(故人)が好きだった。彼のLPアルバムを買い、コンサートに出かけた。「酒と泪と男と女」や「てんびんばかり」など、今思えば、暗い曲だが、当時の私には、とてつもなくマッチしていた。十代後半は、オフコースの軟弱路線や中島みゆきの暗さにはまった。
20代後半、アメリカによく行くようなって、タワーレコードで、ジャケ買いしたのが、Dan Sealsであった。写真は彼のCD。このジャケットの写真、とてもセクシーに写っている。
ジャケ買いしたとはいえ、中身も、自分にマッチしていた。彼のジャンルは「カントリー」、日本では、ラジオから流れたりCDショップでは少ないジャンルである。
買った後で気がついたのだが、彼は日本でヒットした曲がひとつある、「秋風の恋」だ。(当時彼は England Danと名乗っていた)最近ネットで調べたら、この曲についてかかれた物があり、邦題は、当時のプロモーション時期が秋であり、詩の内容からいうとずれるが、「秋」としたらしい。
テキサス出身、兄弟で音楽活動を行い、70年代、多少ヒットするが、その後、鳴かず飛ばず。税金の差し押さえを喰らって無一文になった。 彼は80年代、カントリー界に転身し、ソロで活動を始める。これがヒットとなり、現在に至っている。彼はおよそ2年に1枚のCDをリリースしている。 カントリー界に移ってからは日本では殆ど無名になってしまった。
彼の最近のアルバムの傾向は「まったり」といったところか。 "In the Quiet Room" "In the Quiet Room 2"は、彼の過去のヒット曲のセルフカバーではあるが、ギター1本で、語りかけるようなアルバム造りは、とても良い。彼も、いい年齢になってきた、写真でも歳を誤魔化せなくなってきている。これで彼もフェードアウトか、と思っていたら、昨年新しいCDがリリースされた"Make It Home"である。そして、ことし後半に彼の兄であるJim Sealsと共同でCDを出すという。
私は、あまり、日本、海外を問わず音楽界のゴシップを知らない。しかしながら、Danだけは、心の中で「追っかけ」をもう10年以上やっている。
(秋風の恋を聞きたい方・・・・http://www.eigo21.com/03/pops/z25.htm)
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コメント(2)
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Yesturday
ENGLAND DAN 懐かしい名前です。
というか余りに昔過ぎて忘れてました。
ただ名前を記憶しているという事はかなり良い曲だった
でしょうね。また聞いてみたいです。ケースに眠ったままの、多分70年代80年代のカセットには入っていると思うけれど...探せないかも。
コメントありがとうございます。
本文中にも書きましたが、
http://www.eigo21.com/03/pops/mokuji.htm
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