天災
9月1日は防災の日、各地で訓練が行われた。 その日深夜、浅間山が噴火。そして、9月5日、夜に2回の地震、次の日は台風で、沖縄は「観測史上最低気圧」を記録した。
人生42年ほど東京で生きてきて、「自然の驚異」を感じたことはない。 昭和40年代、河川の改修が不備だった頃、近くの小さな河川が氾濫したことはある。床下浸水。しかし、これも、子供心には、それほど恐怖感は無かった。日頃通りなれている道が、川になって、地元消防の人たちがボートなど出していた記憶があるが、生死に関わる問題ではなかった。 地震もせいぜい震度5程度の体験。噴火に関しては全くの他人事、三宅島の噴火で、僅かばかり降灰があったくらい。よく、海外にも行くが、災害については特に記憶がない。せいぜい、30歳の時いった、バフィン島でマイナス50度を体験したくらい。これも、これほど寒くなるとは予想していなかったが、それなりの装備をしていったので、特に問題はなかった。
5日の19時の地震は、震源地に近い泉佐野の駅前にいた。関空が近いだけの、少し寂しい駅前で、夕食を摂るべく、商店街を物色している真最中。まず、閉まっているシャッターのガタガタという音、なんか変と気がつくと、足下が揺れている、視線をあげると、街路灯が揺れ、それに引きずられて電線が揺れている。 駅前に止まっていたバスの乗務員が、慌てて飛び出し、開いている店の人も飛び出してきた。地震の1分後、一軒のお好み焼き屋に入ったが、従業員は少し興奮状態。テレビでは、「地震速報」を1分おきに流していた。店を出て南海電車に乗ろうとしたら、地震で不通。結局1時間強止まった。
この地震も、結果的には被害にはあわなかった。しかしながら、いままでの歴史を振り返っても、何かしらの災害は「忘れた頃」やってくるのが常である。 今年こそ、災害に備え、防災グッズなど物的な備えとともに、「自然」への恐ろしさ、人間は無力であることを再認識すべきと感じた。
引用写真:日本気象協会 http://www.tenki.jp/qua/quake_28.html
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