東京のパレード
昨日、これまた、大変お世話になっているジープロジェクトさんから、最新号のジーメンが届いた。
写真は、同封されていた、暑中見舞。 ジーメン最新号に、パレード中止のいきさつについて、永易さんが詳しくかかれている。 この前も永易さんとaktaで会う機会があり、彼のサンフランシスコ報告会の後に少し皆で話したのだが、パレードそのものの、認識が、みんな違うのである。 日本のゲイ・リブ信奉家の方々は、「この旗の下に集まり、我々の権利を・・・云々」とやるが、参加者の、多分9割は、「なんとなく」、「誰かが誘ったから」、「楽しそうだから」と、ぶらさがり的参加、と、一部の「見せたがり」屋。
こんな状態だから、まとまり無くなるのは当然。その上「誰かがやってくれる」という発想だから、誰かがやるのをずーっと待つ。待ってて、誰もやらなければ、それでよし。何も言わない。
経済的にもそうだ。世の中何かをやるにはカネがかかるのは当然。パレードもしかりである。でも、参加者の多くは、多分、「ゲイ雑誌やショップかバーあたりから寄付でやってるんじゃない」と思っている。確かに寄付はある、しかし、全部を賄えるだけの金額が集まる訳がない。パレードに参加して、気持ちよければ、それに似合う、対価を支払うのは、当然とおもうけれど、これも、水と空気のようにタダとおもっている。 これも、参加者の意識不足。
これでは、パレードの責任者になった人はババをひいたものと同じ、今年のパレードがつぶれたのも、ある意味賢い選択ともいえる。
理想論を考えて、その後、現実論を考えてみる。東京のゲイ(コミュニティ)は、しばらくは、変わらんとおもう。強力なカリスマ的指導者でも出現しない限り、いままで通り、ゆるーい、ぬるま湯的世界が続く。
誰かがまたパレードという「ババ」を引いて現実となっても、それが、参加者、見物者ともに、「仮装行列」の域を脱せ無いこととなるだろう。
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