名古屋NLGR2008
今年も名古屋でNLGR2008に参加してきた。
これで連続4年間ブース出店となった。
NLGRがほかの都市のイベントと違うところは「HIV」を、前面に出していること。
メインは「HIV検査会」であり、初日に採血、翌日確定結果が告知される。
2007年の検査会受検者は500名を超え、HIV陽性率2.2%だったと報告されている。
検査会会場の前の公園ではテント村があり、ステージがあり、各種団体とバディとスタッグがブースを出していた。
ステージ上では、ゲイのライブ、昼はレクチャーなども開かれていた。
詳しい経緯は知りようもないが、今年のNLGRは開催が危ないとささやかれていた。 今年のNLGRのガイドブックは、当日会場で配布されていたが、地方への事前配布はほとんど出来ていなかったようだ。
このような状態で、最盛期のNLGRと比べれば、ブースの数が減り、ステージの内容も残念ながら貧弱になったと言わざるを得ない状態であった。
1日目は前半が雨であったことを差し引いても、来場者の数はかなり少なくなったと感じた。
検査会も、待ち時間など勘案すると、昨年より受検者の数が減っているのかもしれないと感じた。
このような都市イベントは、現在、コアスタッフの交代期に入っている。 約10年間活動してきて、疲弊してきている部分もあるだろうし、世代交代をしなければならない時期である。
これが、あまりうまくいっていないように見えるのが、サッポロマーチとこのNLGRだ。 当事者の方々は、当然、かなりの労力を使って準備をして、当日を迎えているに違いないのだが、どうも、連絡体制や、スタッフ管理に、昔のノウハウが継承されていないのが残念に思う。
事情は違うが、今年の東京プライドパレードが中止になったのも、理想としての運営体制と、現実としての運営の<ズレ>がひろがってしまったのではないかと思う。
継続は力なり、というが、来年もNLGRを開催してほしいと願う。
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