気になるアナウンス
この頃、街中で気になるアナウンスがある。
その一つは、西武線で頻繁に聴かれる「ドアを閉めさせて頂きます」というもの。 大概の鉄道では「ドアが閉まります(のでご注意ください)」となるのに、何故、そこまで下手に出るのか。 私は、このアナウンスを聞く度に、客として大事にされているという感じより、慇懃に聞こえる。
同じような感じがするものに、このごろ大小を問わず病院で聞かれる「患者様」という言葉だ。 医療もサービス業だから、対価を支払う「患者」は「お客さま」であることは間違いない、しかしながら病に罹って来院している人の総称を「患者様」とするのは、何となく抵抗がある。 例の国の「将軍様」を連想してしまう。 これも慇懃に聞こえる。
医師が放送や文章で今まで表していた「患者」あるいは「患者さん」を一斉に「患者様」と変えたのは医師会かどこかが、通達でも出したのであろうか。
病院の会計で支払いの時、係から「XX様」と呼ばれるのは、抵抗が無い。 しかし、ドクターから「XX様」と呼ばれるのは、何かしっくり来ない。 言い方にもよるとは思うが「XXさん」のほうが親近感を覚えるのは私だけであろうか。
時代が変化して、どんな状態でも「XX様」と呼ばれないと不機嫌になって、キレる輩が増えたのであろうか。
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