2007年2月アーカイブ
今年もサンフランシスコで行われた、IBR・International Bear Rendezvousへ行ってきた。
相変わらず、北米ではゲイの熊のコミュニティの活動が活発で、この催しも13回を迎えた。 主催はNPOのBears Of Sanfrancisco・BOSFで、当然非営利の活動団体である。 しかし、会の目的は、会員相互の親睦は勿論、Fundraisingが本当の会の目的である。 つまり、2006のIBRの場合、収益が$6000ドル(約70万円)集まったが、それを、地元のNPOなどへ寄付している。
さて、IBRは、ひとつのホテルをほぼ貸し切りにして行う。 サンフランシスコの中級クラスのホリデイインで、参加者の多くはそこに宿泊するが、地元の人や、友人宅に泊まる人を含めると、参加費をを支払って、イベントに参加した人は約800人、参加登録無しで参加出来るイベントに来た人や、友人達を入れると、1500人以上集まる、全米一のベアイベントである。
期間は木曜のキックオフパーティから月曜のフェアウエルパーティまでの5日間で、色々なイベントが行われる。
全米はもとより、世界各国から集まってくる熊たちのために、サンフランシスコ観光、アルカトラズツアー、テディベアファクトリーツアー、カストロツアーなどがある。
金曜日はSHOWとして「Rocky Horror Bingo Show」が行われた。 今回は13回目と言うことで、デザインは「Horror」である。 夜は、参加者はそれぞれ、バーへ繰り出す。
アメリカのバーは2時でピタリと閉まるが、そのあと、IBRと協賛して行われているクラブイベント(SWEAT)は午前6時までオープンしていた。
会期中の昼間は、ホストホテルで「Vender Maul」と称して、全米各地から、ベア関係の商品を持ってきて販売する、即売会が行われ、X-RatedのDVDから、Tシャツ、キャップなどの衣類、革製品、し書籍からアート、マッサージまで行われていた。
マジメな集まりとして、「Comunity Groupe」として昼間の時間帯に、討論やセッションも行われていた。
土曜日は、昼間バー「Eagle」でコンテスト参加者の紹介を含めた、ビール飲み放題兼寄付集めが行われた。 コンテスト参加者は、ここでどれだけ寄付を集められるかが、審査の結果に関わるので、あの手このてで、ラッフルチケットを販売していた。 ラッフルチケットはUSD$5(約600円)で、「足の長さ分」のチケットの綴りを買うのだが、売るときに、まぁ、いろいろとサービスする。 詳しくは画像を見て欲しい。
エロのイベントも用意されていて、金曜日はバークレーのサウナへバスを走らせ、日曜日午後には、地元のセックスクラブで、IBRと協賛して「Play Party」が行われている。 これもシャトルバスが走った。
メインイベントは、「Dinner & Show」であった。 コメディアンのショーを含め約3時間のディナーであった。
その後参加者は、またまたバーやクラブへ繰り出していった。
日曜日は、IBRの最大イベント「International Mr.BEAR Contest」がホラーチックなセット中で行われた。
期間中、ホストホテルには、参加者のためのサロンが設けられている。 ひとつはホスピタルスイートで、ビールや軽食が無料で提供される。 しかし、法律上午前2時で終了。 明け方に帰ってくる人のために、ソフトドリンクとスナックを用意した「Bears Den」が午前4時までオープンしていた。
私は、このホスピタルスイートで、ボランティアをしていた。 報酬は、ボランティアトークンが1回に付き1枚。 BOSFのストアで1枚でUS$5相当の商品と交換できる。
この催し、全ての場面で、多くのボランティアに支えられている。 ホストホテルからバーエリアまでは、IBR側がシャトルバスを用意し、20分間隔で深夜まで運行した、ショーやイベントの飾り付けやデザインもほとんどがボランティアの手によっておこなわれている。
毎回思うのだが、確かにサンフランシスコはアメリカでも、ゲイにとっては特別な街ではある、しかしこれだけの規模で「熊の祭り」が出来るのは羨ましくてしょうがない。
Yesturday